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調味料を見直すと、からだが整いはじめる

※本記事は一般的な栄養情報をもとに構成しています。
体調や体質によって感じ方に個人差がありますので、ご自身に合った方法を、無理のない範囲でお試しください。

※本記事は一般的な栄養情報をもとに構成しています。体調や体質によって感じ方に個人差がありますので、ご自身に合った方法を、無理のない範囲でお試しください。

毎日の食卓で、当たり前のように手に取る調味料たち。

けれどその“ひとさじ”には、体調・気分・肌の調子すら変える、大きな力が宿っています。

中医学には、「薬食同源(やくしょくどうげん)」という考え方があります。

それは、食べものが薬と同じくらい体に深く関わっているということ。

とくに調味料は、毎日じわじわと体に届くものだからこそ、
「質」に目を向けることで、内側からからだが整い始めます。

この記事では、中医学と予防の知恵をベースに、
忙しい日々でも無理なく続けられる「調味料の選び方」と「整え方」をご紹介します。

ほんの小さな変化が、
未来の体と心をやさしく支えてくれますように。

ひとくち味わった瞬間
もう、戻れない。

目次

味覚が鈍る?便利調味料の落とし穴

忙しい現代において、加工調味料や合成うま味調味料は、とても便利な存在。

しかし、使い続けることで味覚が鈍くなり、本来の素材の風味を感じにくくなることがあります。

中医学では、「五味(甘・辛・酸・苦・鹹)」のバランスが、心身の調和に深く関係しているとされています。

人工的な味付けに偏ると、このバランスが崩れやすくなり、以下のような不調につながることも。

  • 胃腸の弱り・便通の乱れ
  • 肌トラブルやニキビ
  • 食後の重だるさや疲労感

まずは、いつも使っている調味料を少しだけ意識して選んでみることから始めてみましょう。

それだけでも、食事との向き合い方が変わりはじめます。

忙しい毎日を支える、調味料の力

毎日の料理に手間をかけるのは、正直難しい。

だからこそ、「調味料の質」にこだわることで、時短しながら味と健康を整えることができます。

たとえば、以下のような選び方をするだけでも——

  • 天然醸造の味噌や醤油 ⇀ 少量でも深いコクと旨み
  • 天日干しの天然塩 ⇀ ミネラル豊富で、まろやかな塩気

6つの基本調味料(塩・醤油・味噌・油・酢・甘味料)を、
できるだけ自然に近いものへ。

それだけで、からだの土台が少しずつ整いはじめます。

発酵が支える、腸と気のめぐり

中医学では「脾胃(ひい)」——つまり胃腸が、気(エネルギー)と血(栄養)を生み出す源と考えられています。

ここが整うことは、代謝・免疫・心の安定につながるとされます。

発酵調味料(味噌・醤油・酢など)にはこの脾胃を支える力があり、特におすすめは「生味噌」。

  • 加熱処理されていない
  • 発酵菌が生きたまま腸に届く

発酵のチカラは目に見えなくても、日々の調子にそっと寄り添ってくれます。

油の質が、身体の質をつくる

油はただのカロリー源ではありません。

細胞膜やホルモンの材料として、心と体のバランスに大きく関与しています。

おすすめは「圧搾一番搾り・非加熱・非遺伝子組換え」の良質なオイル。

  • 酸化しにくく、風味豊か
  • オメガ3やビタミンEなどを自然に摂取

中医学では、良質な油は「潤い」を補うもの。

乾燥肌・便秘・ホルモンバランスの乱れなどにも、静かに作用します。

毎日の基本調味料6選

調味料は、体にじかに触れる“日々の養生”。

何気なく選びがちな存在ですが、ほんの少しの意識で、体に届くものが大きく変わっていきます。

ここでは、毎日の料理に使いやすく、体のことを考えた基本の調味料と、選び方の目安をご紹介します。

調味料選び方のポイント
天日干しの天然塩や岩塩を。
自然のミネラルがしっかり含まれ、味もまろやかです。
醤油国産の有機丸大豆・天然醸造・無添加のものを。
しっかり熟成されたものは、深い旨みがあります。
味噌天然醸造・無添加がおすすめ。
なかでも「生味噌」は、発酵菌が生きており、発酵の力をまるごといただけます。
圧搾一番搾り・非遺伝子組換え原料を選んで。
えごま油やインカインチオイルなども、日常の潤い補給に。
玄米や果実を原料とした醸造酢
まろやかでコクがあり、有機酸やアミノ酸なども自然なかたちで含まれています。
甘味(メープル)100%ピュアなメープルシロップを。
低GIで、ミネラルも豊富。やさしい甘さが体にすっとなじみます。

まずは、よく使う1種類からでも◎。

ひとつ見直すだけでも、体は静かに応えてくれるでしょう。

関連リンク(別記事):

塩の選びかたはこちら⇀
醤油の選びかたはこちら⇀
味噌の選びかたはこちら⇀
油の選びかたはこちら⇀
酢の選びかたはこちら⇀
甘味料の選びかたはこちら⇀

調味料が整える、心とからだ

調味料は、派手ではないけれど、
ほんのひとさじが体内でじんわりと働き、日々の調子に影響します。

  • 「塩を変えたら、疲れにくくなった気がする」
  • 「味噌汁が、以前よりおいしく感じるようになった」

そんな声も少しずつ届いています。

“体がどう感じるか”という視点で、
ひとつずつ、ていねいに選んでいきましょう。

まずはここから:見直しやすい順番とは?

調味料をいきなり全部変えるのは大変。

だからこそ、「どこから始めると続けやすいか」をお伝えします。

実践のステップ:

  1. 塩を変える(毎日の使用量が多く、違いが実感しやすい)
  2. 味噌を見直す(生味噌 or 添加物の少ないものに)
  3. 油を変える(炒め物やドレッシングを良質な油で)
  4. 醤油・酢・甘味料は、次にゆるやかに取り入れて

「〇〇がなくなったから次は△△を買おう」くらいの気持ちで、
1〜2か月かけて少しずつ入れ替えるのがおすすめです。

おわりに|一さじの見直しが、未来をつくる

調味料は、“味を整える”だけでなく、心と体を整えるためのヒントや支えになる存在。

  • からだにやさしい塩
  • 生きた菌を含む味噌
  • 潤いを補う油

これらが少しずつ日常に加わることで、疲れにくさ、肌の透明感、気分の安定…

そんな小さな整いが、未来の自分の土台になっていきます。

今のあなたに、そっと寄り添う“毎日の調味料”を選んでみませんか?

明日の一さじが、数年後のあなたを、きっとやさしく支えてくれるはずです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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Writer...

藏本 なつみ
Natsumi Kuramoto
フードコンシェルジュ|栄養士・薬膳漢方マイスター

20歳から栄養士の道へ進み、
病院や施設で現場経験を重ねてきました。

現在は中医学・栄養学の知識をもとに、
“心と体の調和”を大切にした「食の整えかた」を、
レシピの考案や、執筆活動を通じてお届けしています。

Writer...

藏本 なつみ
Natsumi Kuramoto
フードコンシェルジュ|栄養士・薬膳漢方マイスター

20歳から栄養士の道へ進み、
病院や施設で現場経験を重ねてきました。

現在は中医学・栄養学の知識をもとに、
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