四毒抜きで甘いものはどうする?砂糖との付き合い方
四毒抜きと聞くと、
「甘いものは全部やめなきゃいけないの?」
と、不安になる方も少なくありません。
けれど、四毒抜きは
“禁止”の考え方ではありません。
大切なのは、
・どんな形で
・どれくらいの頻度で
・どんな場面で
取り入れているかという「距離感」です。
この記事では、
砂糖が気にされやすい理由を整理しながら、
無理なく続けられる付き合い方を考えていきます。
我慢するためではなく、
知ったうえで、自分で選べるようになること。
そのための視点を、やさしく確認していきましょう。
四毒抜きで「砂糖」が気になる理由
砂糖は、四毒の中でも、
とくに話題になりやすい存在です。
その背景には、
「甘いもの=体に悪い」という極端なイメージが広がっていることもあります。
けれど、砂糖を一方的に悪者にしてしまうと、
本来大切にしたい“整える視点”から離れてしまいます。
砂糖そのものが「毒」なわけではない
甘味は、人が本能的に求める感覚のひとつ。
本来エネルギー源であり、
楽しみや文化とも深く結びついてきました。
中医学では、甘味には
「緩める」「補う」といった性質があると考えられています。
誕生日のお祝いや、誰かと分け合うおやつ。
甘いものが、心を満たしてきた場面はたくさんあります。
四毒抜きも、
砂糖を排除することが目的ではありません。
問題になりやすいのは、
砂糖そのものよりも「現代の摂り方」です。
重なりやすい現代の食環境
今の食生活では、
砂糖を含む食品が無意識に重なりやすい環境にあります。
- 加工食品
- 清涼飲料水
- お菓子
- 調味料や市販の惣菜
「甘いものを食べたつもりはないのに、毎日摂っている」
そんな状態になりやすいのが現代の特徴です。
量そのものよりも、“頻度の積み重なり”を知る。
そして、“砂糖との付き合いかた”を見直す。
四毒抜きでは、
ここに目を向けることを大切にしています。
砂糖を摂りすぎたときに起こりやすいこと
血糖値の変動
砂糖を多く含む食品は、吸収が早く、
血糖値が大きく変動しやすいといわれています。
その後、下がるタイミングで、
- 眠気
- だるさ
- 集中力の低下
を感じる人もいます。
ただし、個人差があります。
必ず起こるものではありません。
甘さに慣れやすい性質
甘味は、脳にとって“快”の刺激になりやすいもの。
そのため、
- 同じ甘さでは物足りなくなる
- 少しずつ量が増える
- 「もう少し」が続く
といった傾向が出ることもあります。
これは意志の問題ではなく、
甘味が持つ性質のひとつです。
だからこそ、
頻度や取り入れ方を見直すという視点が大切になります。
糖化という考え方
砂糖との関係でよく紹介されるのが「糖化」です。
糖化とは、体内で余分な糖とたんぱく質が結びつく反応のこと。
この反応が過剰に進むと、
体内で“老化物質”と呼ばれる最終糖化産物(AGEs)が生まれるといわれています。
AGEsが蓄積すると、
- 肌のハリや弾力の低下
- 血管や組織の柔軟性の低下
- 疲れやすさを感じる
といった、体のコンディションに影響を与える可能性があると考えられています。
つまり、糖を過剰にとり続けることには、
一定のリスクがあるということです。
ただし、糖化は砂糖だけで決まるものではありません。
睡眠・ストレス・生活習慣など、
さまざまな要因の影響を受けます。
だからこそ、
怖がるのではなく、
「摂りすぎない距離感」を意識する。
それが、四毒抜きにおける現実的な向き合い方です。
四毒抜きの基本スタンス
「やめる・やめない」の二択で考えない
「もう二度と食べない」と決めてしまうと、
かえって気持ちが揺れやすくなることもあります。
大切なのは、
「減らす・選ぶ・工夫する」という視点です。
- 毎日だったものを、たまの楽しみに
- 無意識の甘味を、意識して選ぶ
- 主役ではなく、補助として使う
それだけでも、距離感は変わります。
砂糖代わりの甘味調味料
「減らしたいけれど、何を使えばいいの?」
そんなときは、
目的に合わせて取り入れることで、無理なく続けやすくなります。
自然由来の甘味という選択
精製された糖に比べ、
原料や製法がシンプルな甘味は、体への刺激が穏やか。
血糖値の変化や、
食後の体の感覚が気になるときには、
こうした甘味を選ぶという考え方もひとつの方法です。
甘酒、本みりん、メープルシロップなどは、
使う場面を選ぶことで、取り入れやすくなります。
- 甘酒
-
発酵由来のやさしい甘さが特徴で、
飲み物やおやつ作りに使われることが多い甘味です。 - 本みりん
-
料理に使われることが多く、
煮物や調味のコク出しとして活躍します。砂糖の代わりに使うことで、
甘さだけでなく風味を整える役割も期待できます。 - メープルシロップ
-
独特の風味があり、少量でも満足感を得やすい甘味。
天然由来で、ミネラルやポリフェノールも含むため、
料理全般に利用される方も多い甘味料です。
おやつとの付き合い方
四毒抜きを始めたとき、
悩みやすいのが「おやつ」です。
しかし、間食は悪ではありません。
補給する感覚で、
素材の甘みを楽しむこともおすすめです。
素材そのものを選ぶ
- 焼き芋・むき栗
-
自然な甘さと食べ応えがあり、
少量でも満足感を得やすい間食です。 - ドライフルーツ
-
砂糖を加えず、素材の甘さを選ぶことで、
甘味への欲求を落ち着かせやすくなります。フルーツに含まれるビタミンの補給としても。
- ナッツ
-
甘さはありませんが、噛む回数が増え、
脂質や食物繊維によって満足感を得やすい食材です。
満足感が得られると、
甘味への欲求も自然と落ち着きやすくなります。
満足感を作るコツ
・食べる時間を決める
・量を決める
・温かい飲み物と組み合わせる
小さな工夫で、気持ちの安定感は変わります。
「食べない」よりも
「整える」という視点で付き合っていきましょう。
四毒抜き実践者が使いやすい甘味
ここでお伝えしたいのは、
「どれが正解か」という話ではありません。
四毒抜きを続ける中で、
私自身が“扱いやすい”と感じている一例をご紹介します。
体質や生活スタイルによって、合う・合わないは異なります。
あくまでひとつの参考としてご覧ください。
私が甘味を使うのは、こんな場面です。
・料理に、ほんのり甘さを添えたいとき
・飲みものやおやつで、少しだけ甘みが欲しいとき
・砂糖を使わずに、全体の風味を整えたいとき
こうした場面で、私はメープルシロップを選ぶことがあります。
▶ 私が使っている甘味の一例
モンファボリ ピュア メープルシロップ アンバー 250g
選んでいる理由
- 満足感があり、使いすぎにくい
- 甘さだけでなく、風味が料理になじむ
- 天然由来で、ミネラルやポリフェノールを含む
- きび砂糖やてんさい糖に比べ、血糖値の上昇が穏やかとされている
使用量は、あくまでごく少量。
味を主張させるのではなく、全体を落ち着かせるために使っています。
まとめ|甘いものは「禁止」ではなく「選択」
四毒抜きにおいて、
砂糖は敵ではありません。
何を、どれくらい、どんな頻度で。
そこに目を向けること。
知ったうえで選ぶ。
体の声を聞いて整える。
甘いものとも、
心地よい距離で付き合っていきましょう。
四毒抜き全体の考え方については、
▶ 四毒抜きとは?体にいいと言われる理由と注意点
で整理しています。
