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体にいい安全な納豆は?

※本記事は一般的な栄養情報をもとに構成しています。
体調や体質によって感じ方に個人差がありますので、ご自身に合った方法を、無理のない範囲でお試しください。

※本記事は一般的な栄養情報をもとに構成しています。体調や体質によって感じ方に個人差がありますので、ご自身に合った方法を、無理のない範囲でお試しください。

「納豆は体にいい」と耳にすることは多いけど、スーパーに並ぶさまざまな種類を前にして「どれを選べば安心?」と迷ったことはありませんか?

私も日々の買い物の中で、安心して食べ続けられる納豆を探し続けてきました。

この記事では、そんな経験からまとめた“体を思いやる納豆の選び方”と、おすすめの商品をご紹介します。

もくじ

栄養士が選ぶ、
“安心できる納豆”は?

結論からお伝えすると、
安心して毎日の食卓に取り入れたい納豆は、

国産大豆を使用した
遺伝子組換えでない無添加の納豆

理由はシンプル。
素材と製法が明確であれば、余計な心配をせずに、納豆本来の香りや風味を楽しむことができるからです。

納豆選びの4つの視点

タレ・からしの成分をチェック

納豆本体はシンプルでも、付属のタレやからしに添加物が入っていることも少なくありません。

「調味料(アミノ酸等)」や「保存料」が使われている場合、風味は強くても、大豆そのものの味わいがぼやけてしまうことも。

安心して味わいたい方は、無添加のタレ付き商品や、タレなし商品を買って、自分好みの調味料で楽しむのがおすすめです。

遺伝子組換え大豆を避ける

輸入大豆は遺伝子組換えのリスクが高め。
表示には以下の3種類があり、次の違いがあります。

  • 遺伝子組換え … 使用あり
  • 分別生産流通管理済み … 意図せざる混入が5%以下
  • 遺伝子組換えでない … 混入なし(不検出)

“なるべく避けたい”と思う方は、
遺伝子組換えでない 表示のある納豆や、国産大豆 を使った納豆を選ぶと安心です。

残留農薬に配慮された商品を選ぶ

輸入大豆の一部は、収穫前に除草剤が多く使われる場合があります。

農薬の影響が気になる方には、国産の有機栽培自然栽培の大豆を使った納豆がおすすめ。

有機栽培や自然栽培の栽培方法は、農薬の基準が厳しく、より自然に近い形で育てられた大豆となっています。

納豆菌にも注目する

納豆の発酵に欠かせない「納豆菌」。

なかには人工的に性質を変えた菌が使われることもありますが、昔ながらの天然由来の納豆菌を使った納豆は、香りや味がやさしく、伝統的な発酵文化を感じられます。

おすすめの納豆はこちら

どちらも「国産・有機・無添加」 が揃った納豆で、安心して食卓に取り入れやすい商品です。

納豆がもたらす
体に期待できるメリット

納豆は「発酵大豆」というシンプルな姿の中に、多くの魅力を秘めています。

  • 肌や髪の健康維持に
    納豆の良質なタンパク質は、肌のツヤや髪の強さを保つ材料になります。
  • 免疫力&美肌をサポート
    発酵食品としての納豆菌が、腸内環境を改善し、体の防御力と肌の調子を整えます。
  • 血液のめぐりをサポート
    ナットウキナーゼという納豆特有の酵素が、血流改善に役立ち、生活習慣のケアにも期待できます。
  • ホルモンバランスを整える
    大豆イソフラボンは、女性ホルモンに似た働きがあり、更年期やPMSのサポートにおすすめです。
  • 肌のハリ・弾力を守る
    ポリアミンという成分が、加齢とともに減少する成分を補い、若々しい肌づくりに役立ちます。
  • ストレス緩和に一役
    納豆に含まれるトリプトファンは、幸せホルモン「セロトニン」の材料となり、心の落ち着きや睡眠リズムを助けます。

中医学では「脾胃(消化をつかさどる臓器)を助ける食材」ともされ、体のめぐりや調子を整える一助になると考えられています。

納豆の栄養を
さらに役立てる方法

ナットウキナーゼは熱に弱い

ナットウキナーゼは血流サポートで注目される酵素ですが、70℃以上で働きが失われると言われています。

熱々ごはんの上にすぐかけるのではなく、少し冷ましてから混ぜるのがおすすめです。

ビタミンK2を逃さない

骨の健康に役立つビタミンK2は脂溶性なので、ごま油やオリーブオイルを少量プラスすると吸収率アップ。

発酵パワーは生で活かす

納豆菌は、腸内で乳酸菌やビフィズス菌の働きを助ける力があります。

加熱調理(炒め物など)よりも、そのまま混ぜて食べるほうが腸活効果が高くなります。

鉄やカルシウムの吸収を助ける

納豆に含まれる鉄分は、ビタミンCと一緒に摂ると吸収が良くなります。

刻みネギやキムチと一緒に食べると、吸収率が上がりますよ。

発酵のうまみを引き出す混ぜ方

納豆は混ぜるほどにグルタミン酸やペプチドが空気に触れてうまみが引き立ちます。

50回以上かき混ぜると、甘み・うまみが増すとされ、栄養面でも消化がスムーズに。

ミネラルの相乗効果を狙う

納豆はマグネシウムも豊富。これを効率よく働かせるにはカルシウムとのバランスが大切です。

小魚や大根葉をトッピングすることで、骨ケアにも◎。

ほんのひと工夫で、納豆の良さをより味わえます。

おわりに

納豆は、日本の食卓に欠かせない身近な発酵食品。

どれを選べばいいか迷っていた方も、選び方のポイントを知るだけで、安心して納豆を楽しめます。

今日からぜひ、国産・無添加の納豆を手に取ってみてください。

小さな選択が、毎日のからだをやさしく支えてくれるはずです。

あなたの食卓が、もっと心地よく、より健やかな未来につながるものになりますように。

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この記事を書いた人 ...

藏本 なつみ
Natsumi Kuramoto
栄養士・薬膳漢方マイスター

20歳から栄養士の道へ進み、
病院や施設で現場経験を重ねてきました。

現在は中医学・栄養学の知識をもとに、
“心と体の調和”を大切にした「食生活の整えかた」を、
レシピの考案や、執筆活動を通じてお届けしています。

この記事を書いた人 ...

藏本 なつみ
Natsumi Kuramoto
栄養士・薬膳漢方マイスター

20歳から栄養士の道へ進み、
病院や施設で現場経験を重ねてきました。

現在は中医学・栄養学の知識をもとに、
“心と体の調和”を大切にした「食生活の整えかた」を、レシピの考案や、執筆活動を通じてお届けしています。

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