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ハーブティーは何に効くの?

※本記事は一般的な栄養情報をもとに構成しています。
体調や体質によって感じ方に個人差がありますので、ご自身に合った方法を、無理のない範囲でお試しください。

※本記事は一般的な栄養情報をもとに構成しています。体調や体質によって感じ方に個人差がありますので、ご自身に合った方法を、無理のない範囲でお試しください。

忙しい毎日の中で、ほっと一息つける時間はありますか?

忙しい毎日の中で、
ほっと一息つける時間はありますか?

「体がよろこぶ飲みもの」を選べたら、心も体もやすらぎ、日々の暮らしが心地よく整うかもしれません。

香りに包まれながら、内側からリセットされていく——

香りに包まれながら、
内側からリセットされていく——

それが、ハーブティーの魅力です。

もくじ

体にいい“飲み物”のおすすめは?

「体にいい飲み物って何?」
——そう尋ねられたら、私が迷わずおすすめするのは、ハーブティーです。

中医学では「香りは“気”を巡らせる」とされ、現代栄養学でも、ハーブに含まれるポリフェノールや精油成分が、代謝や自律神経にやさしく作用すると考えられています。

ハーブティーは“ただの飲みもの”ではなく、
その時間を味わうことで、心と体のリズムを調えるライフケアのひとつ。

“ハーブ時間”を取り入れることは、
自分をいたわる、“ととのえ習慣”でもあります。

執筆者の愛用品▾

ハーブの役割

“毒”を力に変える、解毒の知恵

人の体にはもともと、“自ら整える力”が備わっています。

ハーブは、その力をやさしく呼び覚ます植物。

虫を寄せつけない香りや苦味は、虫には“毒”でも、私たちにはちょうどよい刺激

その微かな刺激が、
体のデトックス力を呼び覚ますのです。

たとえば——
・風邪のときに汗をかいて治る
・お腹の調子が悪い時にお通じが出る

こうした“自然の回復の流れ”を支えてくれます。

中医学では「気・血・水」の巡りを整え、
現代栄養学ではポリフェノールや精油成分が、抗酸化・代謝促進に働くとされます。

つまりハーブとは——

老廃物やデトックスを助け、体を本来の状態に整えるサポート役。

老廃物やデトックスを助け、
体を本来の状態に整えるサポート役

私たちの自然治癒力を静かに後押ししてくれる存在なのです。

ハーブティーによる
期待できる健康効果

香り、味わい、色合い——

ハーブティーの魅力は、
五感を通して心身に寄り添います。

こちらでは、目的別におすすめブレンドを紹介します。

リフレッシュしたいときに

レモンマートルやカモミールのさわやかな香りが、気分を切り替えてくれるブレンド。ちょっとしたストレスを感じたときに◎。

ゆるやかに心を整え、リフレッシュや全身の癒しにも役立ちます。

消化を助けたいときに

“飲むサラダ”とも呼ばれるマテを中心に、ローズマリーやスイートクローバーをブレンド。食後の一杯で、すっきりと軽やかに◎。

食生活が気になる方に、すっきりとした味わいのハーブティーです。

眠りを深めたいときに

バレリアン、カモミール、パッションフラワーなどが穏やかにリラックスを誘います。

一日の終わりに、静かな安らぎを。

冷えを感じるときに

クランベリーやローズ、ホーソン、ジンジャーなど12種をブレンド。内側からぽかぽかと巡りをサポートします。

ココロとカラダを温めながら、華やかさを兼ね備えたフルーティーな風味でサポートします。

ホルモンバランスを整えたいときに

女性の健康管理に重宝するシャタバリ、レッドクローバー、ラズベリーリーフをブレンド。

女性のゆらぎをやさしく包み込み、穏やかに支えてくれます。

ハーブティーによる
期待できる美容効果

ダイエットをサポート

ギムネマ、マテ、ダンディライオンなど“めぐる力”を応援する19種をブレンド。軽やかな毎日を目指す方に。

理想のスタイルづくりに、本気応援ブレンド。

美肌ケアに

ローズヒップやヒースが肌の代謝をサポート。

内側から透明感を引き出します。

むくみが気になる方へ

ネトル、クリーバーズ、ダンディライオンなど全12種をブレンド。長時間のデスクワークや立ち仕事の後に。

流すチカラと、整えるチカラを強化したノンカフェインのサポートティー。

ハーブティーの選び方

品質は、“からだへの優しさ”

選ぶときのポイントは、
安心して続けられるかどうかが大切です。

目的を明確にする

リラックス、めぐり、睡眠、美肌——
今の自分に必要なテーマを意識して選ぶと、習慣として続けやすくなります。

素材と品質にこだわる

オーガニック、ワイルドクラフト(自然栽培)、無香料・無添加など、“安心して毎日続けられること”が何より大切です。

ブレンドの調和を楽しむ

単品よりブレンドのほうが、香りと作用のバランスがやさしく整います。

お気に入りの香り”を見つけることが、続ける秘訣です。

美味しいハーブティーの飲み方

  • 沸騰したお湯で3〜5分じっくり蒸らす
  • 香りを感じながら、少しずつ味わう
  • 朝は熱め、夜はぬるめで体のリズムを整える

香りを“飲むように”味わう時間が、心をそっと整えてくれます。

効果を感じるまでの目安

細胞のターンオーバー周期

ハーブの栄養成分は、日々の巡りを通して少しずつ体に届きます。

一般的に肌や体の細胞は、およそ28日〜3か月のサイクルで生まれ変わるため、続けることで穏やかに変化を感じられるでしょう。

3週間で変化の兆し、3か月で体質のリズムが整うといわれています。

1日のリズムで飲み分ける

1日の中で、最も活発に働く臓器の時間があります。内臓の働きが変化するリズムに合わせ、必要なサポートをしてあげるのがポイントです。

時間帯おすすめブレンドポイント
最強のアタシめぐりを促し、代謝をオン
女性リズムを笑顔で過ごしたい時に気をめぐらせ、集中力をキープ
ぐっすりおやすみしたい時に自律神経を休め、深いリラックスへ

朝・昼・夜の一杯が、体のリズムを整える

そんな“ハーブ時間”を、毎日のルーティンに。

飲む前に知っておきたい注意点

自律神経への影響

ハーブは穏やかとはいえ、種類によっては気を高めたり鎮めたりします。

ストレス過多のときは、カモミールやレモンバームなどやさしい系を選びましょう。

肝臓への影響

デトックス系のハーブ(ダンディライオンなど)は、飲みすぎると負担になることも。

1日2〜3杯を目安に、体の様子を見ながら取り入れるのが安心です。

薬との併用に気を付ける

一部のハーブは薬との相互作用が報告されています。医師の処方薬を服用している方は、事前に確認を。

妊婦さん・授乳中の方へ

妊娠中は子宮を刺激する種類もあるため、カモミールやルイボスなど穏やかなハーブを選びましょう。

おわりに

ハーブティーは、“飲むセルフケア”

忙しい毎日の中で、
自分をやさしく調えるための一杯です。

続けるうちに、気づけば心も体も軽やかに——。

今回ご紹介したブレンドから、
ぜひあなたに寄り添う一杯を選んでみてください。

今日の一杯が、
未来のあなたをやさしく支えてくれますように。

は、
からだにやさしく、こころにもうれしい

調和のとれたレシピが、静かに暮らしを満たしていく。

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この記事を書いた人 ...

藏本 なつみ
Natsumi Kuramoto
栄養士・薬膳漢方マイスター

20歳から栄養士の道へ進み、
病院や施設で現場経験を重ねてきました。

現在は中医学・栄養学の知識をもとに、
“心と体の調和”を大切にした「食生活の整えかた」を、
レシピの考案や、執筆活動を通じてお届けしています。

この記事を書いた人 ...

藏本 なつみ
Natsumi Kuramoto
栄養士・薬膳漢方マイスター

20歳から栄養士の道へ進み、
病院や施設で現場経験を重ねてきました。

現在は中医学・栄養学の知識をもとに、
“心と体の調和”を大切にした「食生活の整えかた」を、レシピの考案や、執筆活動を通じてお届けしています。

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