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水分補給の大切さ——内側から潤う、健康美の第一歩

私たちの体は、およそ60%以上が水分でできています。

血液、リンパ液、消化液、そして細胞の隅々まで——水はまさに「命の源」と言える存在です。

だからこそ、毎日の水分補給は単なる喉の渇きを癒す行為ではなく、私たちの健康美を支える土台なのです。

本日は、内側から潤うための「水へのこだわり」についてお伝えします。

目次

“食事よりも飲み物”が大切な理由

「3度の食事よりも、日々の飲み物の質が体をつくる」予防医学の観点では、こうした考えが広く知られています。

食事に気を遣っていても、飲み物の質をおろそかにすれば、体内環境は整いにくくなります。

体に取り入れる水分は、単に量を満たすだけでなく、「何を選ぶか」が重要なのです。

水が担う5つの役割——全身に巡る生命の流れ

水分は私たちの体内で以下のような役割を果たしています。

  1. 細胞内外の浸透圧を一定に保つ
    水分は細胞と細胞の間のバランスを整え、栄養素や老廃物の出入りをスムーズにします。
  2. 毒素や老廃物の排出
    腎臓や肝臓の働きを助け、老廃物を尿や汗として排出します。デトックスは美肌や体調維持に不可欠です。
  3. 脳を守る脳脊髄液になる
    脳や神経を保護し、集中力や思考のクリアさを保つ土台となります。
  4. 粘膜の潤いを保つ
    目・鼻・口・喉などの粘膜を潤し、ウイルスや細菌の侵入を防ぎ、免疫力をサポートします。
  5. 血液やリンパ液となり巡る
    酸素・栄養素の運搬、老廃物の回収など、全身の循環機能を担います。

“健康美”を目指すなら、水の選び方と摂り方を意識して

水分補給は、ただたくさん飲めばよいのではなく、体内にしっかり“巡らせる力”を意識することがポイントになります。

美しい肌や艶やかな髪、しなやかな体を保つためには、「何を飲むか」「どう飲むか」の両方が大切です。

その指針として、中医学の「子午流注(しごるちゅう)」という体内リズムに基づいた水分補給の考え方をおすすめしています。

(※子午流注を活用した具体的な飲み物ルーティンは、こちら⇀)

1日の臓腑の働きに合わせて適切なタイミングと飲み物を選ぶことで、水分の力を最大限に生かしましょう。

1日に必要な「適正な水分量」とは?

水分補給が健康美のカギであることはお伝えしましたが、「では実際に、どれくらい飲めば良いの?」という疑問を持たれた方も多いことでしょう。

ここでは、科学的根拠と中医学的観点の両面から、理想的な水分量をご紹介します。

日本人の食事摂取基準(2020年版)に基づく目安

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、1日に必要な水分の総量は以下の通りです。

性別目安量(1日あたり)
成人男性約2.5リットル
成人女性約2.0リットル

ただし、この水分量は「食事から摂る水分」も含まれています。日本人の通常の食生活では、食事(味噌汁・野菜・果物など)から約1リットル程度の水分が自然に摂取されています。

つまり、
飲み水(飲料水)として必要な量は、成人で「約1.2〜1.5リットル/日」が目安になります。

適正量を“体重”で計算する

より個人に合った量を知りたい方は、体重1kgあたり約30〜40mLの水分摂取が理想と言われています。

例)体重50kgの方
50kg × 30〜40mL = 1500〜2000mL(1.5〜2.0L)

目安:体重×30〜40mL(/日)

中医学で見る“水分量”の考え方

中医学では「水は巡らせてこそ意味がある」と考えます。

“飲み過ぎは脾(消化器官)を弱らせる”という教えもあり、「がぶ飲み」はむしろNG。

そのため、1回100〜200mL程度の量をこまめに回数を分けて摂取することで、吸収と排出のバランスが取れます。「喉が渇く前」に少量ずつ飲む——これが巡りを高めるコツです。


まとめ:1日の適正な飲み水量

1.2〜1.5L/日(飲み水として)
体重×30〜40mL/日で目安を把握
1回100〜200mLずつ、回数を分けて飲む
喉が渇く前にこまめに摂取することがポイント


「適量を、適切なタイミングで」——
この意識が、体内の巡りと潤いを整え、美しさと元気を支えます。

おわりに

水分補給は、最も手軽でありながら、最も奥深いセルフケアです。

今日から「飲むもの」「飲むタイミング」を見直して、体の内側から巡りと潤いを整えていきませんか?

美しさと健やかさを引き出す、新しい習慣の第一歩として、正しい水分補給法を取り入れていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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